赤ちゃんのための食事と栄養【 part12】|子供に牛乳を飲ませるのはキケン!?
みなさん、こんにちは^^。
ママミーツベビ院長の小菅一憲(カズ先生)です。
牛乳を飲まないと大きくなれないよ!と子供時代に言われたことはありませんか?
多くの人が、牛乳を飲むことは良いことだと言われてきました。
しかし、実はこの常識はけっこうキケンな要素を含んでいるのです。
牛乳は子供にとってアレルギーの原因となるだけでなく、1歳未満に与えると赤ちゃんが鉄不足になるなどの弊害が出てきます。
前回のblogはこちら↓
乳幼児に対する牛乳の害
牛乳を安易にあげない
離乳時期には、固形と並行して母乳や育児ミルクも与えます。
母乳や育児用ミルクも牛乳も同じに見えるので、あげようという気になってしまうと思いますが、それはちょっと待ってください。
赤ちゃんは生後5ヶ月ごろまで、胎児のころに体内に蓄積した鉄を使いながら成長します。
鉄は母乳や人工ミルク(調整粉乳)からも補給していますが、6ヶ月ごろから必要量に追いつかなくなります。
だから離乳食を始めるわけですが、じつは初期の離乳食で使われる食品には鉄分が少なく、吸収率も悪いものが多いのです。
牛乳と鉄欠乏貧血
さて鉄不足になりがちなこの時期に、牛乳を与えるとどうなるでしょう。
牛乳にはカルシウム、リンが多く含まれます。これが鉄と不溶性の複合物を作り、鉄が腸から吸収されるのを阻害してしまいます。
また生後12ヶ月以前の乳児に牛乳を与え続けると、少量ながら消化管出血が起こると言われています。
この原因のひとつが牛乳タンパク。
アレルギー反応によって超粘膜が傷ついてしまうのです。それによって腸管で出血が起こると潜血によって鉄を失うリスクが高まるのです。
事実、生後6ヶ月前後から牛乳を与えられた乳児は、生後12ヶ月の時点で、育児用ミルクを与えられた乳児と比べて鉄欠乏の頻度が2倍以上という報告もあります。
アメリカ小児科アカデミーは、12ヶ月以前に牛乳を与えるのは好ましくないと勧告している程です。
アメリカの乳幼児にみられる鉄不足の半数は、牛乳によって引き起こされる胃腸の出血が原因と考えられています。
アメリカの2歳未満の乳幼児の約15~20%が鉄欠乏性貧血であることをかんがえれば、これは驚くべき数になります。
そして、鉄欠乏性貧血は、子供のイライラ、無気力、注意力散漫の原因になるともいわれています。
子供の様子がおかしい、妙に落ち着きがなかったりする状態がもしかしたら牛乳から起きている場合もあるかもしれません。
鉄欠乏貧血と精神運動発達の遅れ
最近では、鉄欠乏と赤ちゃんの精神運動発達の遅れの関係が専門家のあいだでトピックになっています。
精神運動発達とは「バイバイ」や「おつむてんてん」などの簡単な遊び、一人立ち、一人歩き、言葉の理解、発語のことを指します。
2歳以下の子供の場合、鉄欠乏が原因で鉄欠乏性貧血(ヘモグロビン10.5g/dl以下)が3ヵ月以上続くと、こうした精神的発達、運動発達ともに遅れると言われます。
さらにこうした状況になってから「鉄剤」を与えて貧血を改善しても、その遅れは数年間持続するとも言われています。
精神運動発達の遅れにはヘモグロビンの酸素運搬能力に関わるというより、鉄自体が神経伝達物質の生成にかかわっているのではないかとも考えられています。
牛乳によって鉄欠乏のリスクが高まるのは、1日400ml前後またはそれ以上飲んだときです。しかし、牛乳アレルギーや腸の状態にも牛乳のたんぱく質は悪影響を及ぼしやすいので、とくに子供の時の牛乳には注意してくださいね^^。
カイロプラクター/アプライドキネシオロジスト
小菅一憲
ママミーツベビ|不妊治療専門 カイロプラクティック+栄養療法
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