赤ちゃんのための食事と栄養【 part6】|子どもにとって”朝ご飯”は大切か!?
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みなさん、こんにちは^^。
ママミーツベビ院長の小菅一憲(カズ先生)です。
前回は「多動症やADHDと栄養の関係」についてお話しました。
前回のblogについてはこちら↓
さて、今日は糖分に関わる話です。
小学生になると、朝が忙しくなって、朝ご飯をあまり食べずに学校へ行く子供たちが出てきます。
そして大抵こういった子供達は、午前中をぼんやり過ごすことになります。
なぜなら、脳が腹ぺこでちっとも働かないから。
脳のエネルギーはブドウ糖です。
成人男子で1日に120gを消費します。私たちの体は、糖質、脂質、タンパク質の3大栄養素をエネルギー源にしていますが、脳は通常は、ブドウ糖しか受け入れません。
しかもブドウ糖を唯一のエネルギー源としている脳以外の器官(赤血球や精巣など)では、ブドウ糖を再利用しているのですが、脳は贅沢にも使ったら二酸化炭素と水にして排泄してしまうので、ブドウ糖は切れることなく補充してあげなくてはいけないわけです。
さらに脳は大食漢です。どれほどかというと、脳の重さは成人では体重の2%程度なのに、ここで燃やすエネルギーは全体の消費量の18%になります。これは、体重の52%を占める筋肉と皮膚で費やすエネルギー量が全体の25%だということと比較すると、いかに脳で使われる量が多いかわかるでしょう。
脳にとって朝ご飯が大切な理由
朝起きた時の脳は飢餓状態
さて、この脳が、朝起きたときにどういう状態になっているかというと、ほとんど飢餓状態なのですね。
いわゆる低血糖な状態なわけです。
たとえ夜食を食べたとしてもすでにエネルギー消費されてしまっています。
なぜなら、脳は寝ている間もブドウ糖を食べているからです。夢を見たり、呼吸や血液循環などのコントロールをしたり、記憶の整理をしているので、ある程度は働いているのです。
8時間の睡眠で、脳は40g以上のブドウ糖を消費してしまうと言われています。
もちろん、夜低血糖に陥らないように、肝臓で糖を作りだす工程があるのですが、どちらにしろ、朝食前はもっとも血糖値が低下していて、人によっては怒りっぽくなったり、攻撃的になったりしています。
脳がちゃんと働いてくれないので、こういう状態で、学校や職場に行ったら、当然先生の話は上の空、勉強のミスも出てくるのではないでしょうか。
またイライラして、人間関係もうまくいかないことも。
朝ご飯に甘いものやジュースはNG
そこで、朝ご飯は重要!となるわけです。
でもなんでも良いのか?というとそうではありません。
脳にとってブドウ糖は大切な栄養素ですが、甘いお菓子やジュースを朝ご飯にしていいのかというと、そうはいきません。
なぜなら、ケーキやジュースなどの砂糖を含んだ食べ物は、急激に血糖値を上げるのですが、その反動としておよそ3時間経つと「低血糖」を起こしやすくなってしまうのです。
そして、こうした甘い食事が習慣化していると、めまいや立ち眩みを起こしやすくなったり、そうした低血糖状態が、脳にダメージを与えることになります。
ちなみにこの話に関連して、お酒もダメですよ~。
アルコールは食品の中でもっとも吸収のよい糖質で、低血糖を起こしやすいものと言えます。
なかでもアルコールを飲んで眠る習慣のある人は、夜中に低血糖を起こしやすく、それが脳の機能を低下させて、痴呆にもなりやすいと言われています。
お酒を飲んで眠るのが習慣になっている方は要注意!
脳にエネルギーが足りなくなると、イライラやヒステリーが起こりますが、最近また、「ペットボトル症候群」が話題になっていましたね。糖分の吸収の吸収のよいジュースやコーラを一気に飲む習慣が低血糖を引き起こし、「キレる子どもたち」を育てたとも言われています。
その日の子どもの行動や性格すら決めてしまう食べ物
子どもにとって理想の朝ご飯とは!?
では、脳のエネルギー源として、朝ご飯は何がいいのでしょうか?
子供たちが好きだから、菓子パンとかをあげているご家庭もあるようですが、とんでもない!!
脳にしっかり働いてもらうなら、まだお米の方が良いです。それも玄米ならもっとベター。
しかも食べる場合は、血糖値を急激にあげないように、野菜を先に食べて、さらに卵料理など、タンパク質もバランス良く食べてください^^。
そうすると、血糖値が緩やかにあがって持続してくれます。
この持続力が大事なのですね。時間をかけてゆっくりと吸収されると血糖も徐々に上がって継続するので、長時間にわたってコンスタントに脳にエネルギーが供給されるのです^^。
一つ注意点。白いご飯や白いパンなどの精製されたものは、甘いお菓子やジュースよりはマシですが、血糖値の上昇が早い食べ物です。
できれば玄米がいいのですが、お子さんだと苦手な子もいると思いますので、少しずつ混ぜて慣らせていきましょう。
またタンパク質を一緒に食べると、血糖値は上がりますが、その後急激には下がらず、持続力が長いのでできればタンパク質もしっかり摂るようにします。
卵は特に万能な健康食品です。お子さんにアレルギーなどがなければ、是非朝に取り入れてみましょう。
朝ご飯の隠れた効用
朝ご飯の効用はまだあります。
私たちの体は、ご飯を食べることによって、体温が高くなります。食べてからおよそ1時間後をピークに、5~6時間は高い状態が続きます。この体温の上昇が、実は知的作業効率と比例することが多いと言われているのです。
また体温を上げることで、脳の温度を上げ、ブドウ糖のエネルギー代謝をよくすることにもなります。
そして、先程言ったタンパク質も体温上昇には一役かっています。摂取カロリーの20%が体温上昇のための熱に変えられるので、脂肪や糖に比べるとかなり高い比率です。
朝食でこれらのタンパク質や炭水化物を補給してあげると、頭がしっかり働けるということですね。
ある大学では、朝食を食べた生徒と食べなかった生徒の成績を比較した調査があり、朝食欠食者の方が明らかに成績が劣るという話もあります。
子供が学校でしっかり脳を働かせるためにも、朝ご飯、強いてはその内容も大きく関わるということを覚えておいてくださいね。
子供がやる気がなさそうだったり、不機嫌な様子がみえたり、集中力がないようだったら、すぐに怒らず、脳の栄養状態があまりよくないのでは?と想像してみてください。
その前に甘いお菓子やジュースを摂ったりしていませんか?
あなたの気づかない、そういった身体の内部の状態によって子供の
性格や行動も決まるかもしれません・・・。
カイロプラクター/アプライドキネシオロジスト
小菅一憲
ママミーツベビ|不妊治療専門 カイロプラクティック+栄養療法
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