桶谷式の「断乳」を実行しました

断乳証書|不妊・マタニティHP

前回のブログでも書きましたが、私は子供が生まれてから桶谷式の助産院に1年ほど通っていました。

桶谷式では、授乳を終わりにするときは「卒乳」ではなく「断乳」を勧めてくるので、私も断乳で終わりにしました。

 

そこで今回は、どのようにして授乳を終わりにしたのかお話ししていきたいと思います。
ただ単に「はい、今日でおっぱいはおしまいですよ!」で終わらせたわけではないのです・・・

 

前回、卒乳と断乳について書いたブログはこちら↓↓

 

 

 

 

断乳する前に知っておこう!

 

断乳時期の目安

断乳するためには、何歳からという決まりはありません。

目安としては、赤ちゃんが「独り歩き」ができていることです。桶谷式では独り歩きができるということは、子供の心も体も自立していると考えるためだそうです。
また、断乳をすると母乳からの栄養がなくなってしまうので、離乳食を1日3回食べていることも目安になります。
他には、乳腺炎やしこりなどママのおっぱいにトラブルがないことも重要です。

 

断乳する日を決める

先ほども言いましたが、断乳する日にいきなり赤ちゃんに「今日でおっぱいはおしまいだよ。」で終わりにするわけにはいきません。

まず「断乳する日」を決めます。
その日は、イベントなどが続いていない時が良いと思います。

 

また、真夏や真冬は避けるようにします。夏は汗をかくので水分が足りなくなってしまうと、赤ちゃんにはよくありませんよね。冬場は、風邪などの感染症で体調を拗らせてしまう場合があるので、断乳する時は過ごしやすい時期をお勧めします。

季節の変わり目や、梅雨時期も体調を崩しやすいと言われているので、避けたほうが良いでしょう。
(私は5月に決行しました!)

 

断乳1週間前から準備開始

さて、断乳する日が決まったら、カレンダーに印をつけます。
ちなみに、我が家にはカレンダーがなかったので、急遽手書きのカレンダーを作りました。

そして、1日1回「この日でおっぱいはバイバイだよ。それまで美味しいおっぱいを沢山飲もうね」と言って、バツを付けていきます。
あまりしくこく、1日に何回も言わないようにしてくださいね。

 

 

 

 

断乳当日は?

まず、赤ちゃんとお母さんの体調を見ます。風邪や下痢をしていたりと体調を崩してしまったら断乳はせず、コンディションが良い時にやります。

 

断乳当日の朝は「これが最後のおっぱいだよ。いっぱい飲んでね。」と言って、赤ちゃんに満足してもらえるまで沢山飲んでもらいます。
その後は、お母さんのおっぱいに「へのへのもへじ」等の絵を描きます。その際、乳輪・乳頭は黒く塗りつぶします。絆創膏などを貼るやり方もありますが分泌物が出たり、皮膚呼吸ができなくなるのであまり良くないそうですよ。

 

もし、赤ちゃんがおっぱいを欲しがったら絵が書いてあるおっぱいを見せて、絶対に飲ませないようにします。そんな時は、外で遊んだりして気を紛らせるようにしてくださいね。

また、断乳後は赤ちゃんの水分が少なくなるので、おしっこの回数や色に注意しましょう。
お母さんはおっぱいが張ってくるので、6〜8時間毎にスッキリするまで搾乳をします。

 

断乳してから翌日以降の過ごし方

断乳翌日・・・搾乳は6〜8時間毎に行うようにして、引き続き赤ちゃんのおしっこに注意をします。おしっこの回数が減っていたり、色が濃くなっているようなら、水分を多めにあげるようにします。

断乳2日目・・・必ず「助産院」に行くようにします。翌日でもなく、3日後でもないこの2日後がとにかく大事なんだそうです。そして、その日は17時と22時(5時間ごと)に搾乳を行い、夜12時〜朝6時までは搾乳はしません。夜間に搾乳をすると、母乳の分泌を促してしまうためしないようにします。

断乳3日目〜・・・おっぱいの張りはかなり減ってきますが、搾乳は1日2回行います。

断乳11日目〜・・・搾乳は1日1回行います。

断乳18日目〜・・・搾乳は2日に1回行います。

断乳25日目〜・・・搾乳はしません。

 

そして、助産院には生理が来ていても来ていなくても1ヶ月〜1ヶ月半後に行くようにします。
その時に、おっぱいの問題等なければそれで終了です。
私の通っていた助産院では、写真のような「断乳証書」を頂きました!

 

我が子に断乳をした時

断乳のことについてサラッと書いてしまいましたが、我が子の断乳時はまぁ大変でした(笑)

断乳当日は、泣き叫んでおりましたね。すんなりと終わった赤ちゃんも居れば、しばらく大変な赤ちゃんも居ますが、我が子の場合は後者でした。情緒不安定な期間もありましたよ。

 

特に大変だったのが、寝かしつけです。
おっぱいをあげながら寝る「添い乳」派だったので、さてどうしよう・・・という感じです。

身体をさすったり、歌を歌ってあげたり、抱っこしたり、本を読んだり・・・etcと、色々お勧めしているものがありますが、助産師さんに抱っこで寝かせるのは絶対にしないように言われていたので(お母さんが大変だから)それだけはしませんでした。

 

最初は何をやってもダメで、泣き疲れて寝るパターンが多かったのですが、最終的には本を読んで寝かしつけることが定番になりました。
今となっては、本が好きな子になってくれたので良かったと思っています。その反面、毎晩のように薄暗い中本を読んでいるせいか、私の視力が怪しくなっております。これが老眼というものでしょうか(汗)

 

結果として、落ち着くまで1ヶ月くらいかかりましたが、ちょうどその頃に「イヤイヤ期」も始まっていたので、おっぱいがなくて愚図っているのか、何が何だかわかりませんでした(笑)

 

でも無事に断乳ができて一安心です。
おっぱいを終わりにする時は、人それぞれかと思いますので是非ご参考までにして下さいね。

 

薬剤師
小菅美保

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高齢ママに贈る子育て日記【22】|元旦早々から助産院へ

おせち料理|不妊治療HP

みなさんは、毎年「元旦」はどのようにして過ごしていますか?

私はと言うと、子供の頃は毎年のように父方の祖父母の家に集合して、みんなでワイワイと過ごすのがお決まりでした。
父は男5人兄弟だったので、いとこも合わせると軽く20人位は勢ぞろい!
本当に楽しかったのを今でも覚えています。

 

妊娠8ヶ月の時の「元旦」のブログはこちら↓↓

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今年は、家族3人で初めて迎えるお正月。

おせち料理もバッチリ用意!
「お手製」と言いたいところですが、作れる余裕もなく頼みました(汗)
でもここのおせち料理、無添加でかつアレルギーの食材のものを一切使っていません。手作りそのものといった感じです。

なので、子供も私も安心して食べれるのです^^

 

 

 

 

元旦早々「乳腺炎」?!

 

それなのに・・・

夜中におっぱいが痛くて何度も目が覚めてしまい、嫌な予感。朝起きてもかなり痛むのです。

お正月早々テンションも全く上がらず、どうしようと悩むばかりでした。
元旦から助産院なんてやっていないだろうと思いつつも調べてみたら、

 

なんと!

いつも通っていた助産院が、元旦の当番だったのです。
2〜3日様子を見ても良かったのですが、元旦を逃すとかなり遠くの助産院しかやっていなかったのです。

これは行くしかないなと思い、主人に開口一番「助産院に行ってくる!」と言って家を出ました。
申し訳ない気持ちで一杯でしたが、それよりもおっぱいの痛みの方が辛かったですね(汗)

 

その日は、電話での予約順ではなく来た人の順番とのことで、どのくらい待つかわかりませんでしたが、まさかの一番乗り!
いつもは、助産師さんとおしゃべりしながらマッサージを受けるのですが、この日は無言でこなしていました(笑)
先生も元旦からお疲れ様です・・・

 

私の後には何人か待っている人が居たので、辛いママは私だけではなくちょっと安心。

でも兎にも角にもスッキリして無事に帰宅。
帰宅後は、美味しいおせち料理をいただきました〜〜

みなさまは、お正月は楽しく過ごしてくださいね><

 

薬剤師
小菅美保

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高齢ママに贈る子育て日記【15】|乳腺炎になりやすくする食べ物とは?!

スプーンとフォーク|不妊治療HP

前回、青森に行った時のブログで、「イクラ」が乳腺炎になりやすくしてしまうというお話をしたので、今回は乳腺炎に注意が必要な食べ物のお話をしようと思います。

 

前回のブログはこちら↓↓

 

 

 

 

乳腺炎とは?

 

乳腺炎の種類

乳腺炎とは、母乳を作る乳腺が炎症を起こしてしまうことを言い、「うっ滞性乳腺炎」と「化膿性乳腺炎」の2種類があります。うっ滞性乳腺炎は母乳が乳腺や入管内に詰まってしまうことで起こり、化膿性乳腺炎は傷口などから細菌が侵入して症状が出てしまうことで起こります。

兆候としては、おっぱいが腫れてしこりのようなものができたり、痛みや熱が出てきます。
授乳をあげているママは、経験したことは少なからずいるのではないかと思います。

 

 

乳腺炎に対する助産師さんのアドバイスとは!?

幸いにも、私はひどい状態にはなりませんでしたが、痛みはよく出ていました。
そんな時、助産師さんには

「とにかく赤ちゃんにおっぱいを沢山飲んでもらうようにして下さい。赤ちゃんの飲む角度もいろいろ変えるようにね。」

と言われました。
通常、乳管は20本くらいあり、そのうち5〜10本の乳管からおっぱいが出ているそうです。乳管の向きがそれぞれ違うので、いろいろな角度から飲んでもらう方が良いとのこと。

 

友人の体験談ですが、おっぱいに痛みがあり病院へ行ったら、特に治療はせず様子を見るようにと言われ、その場は帰ったそうです。でも、どうしても我慢ができなくて後日病院へ行ったら、時すでに遅し・・・。
乳腺炎が悪化してしまい、切開して膿を出したそうです。その後は母乳をあげることができなくなり、とても辛い思いをしたと言っていました。

私はそのような話を聞いていたので、ちょっとした痛みでも助産院に行っていました。
助産師さん曰く、食べ物にも注意しないといけないとのことで、教えていただいたものを幾つかご紹介していきますね。

 

 

 

 

乳腺炎に気をつけたい食べ物

 

血液をドロドロにする食べ物

母乳の元になっているのは「血液」だということをご存知でしょうか?
その血液は何からできているのかというと、「食べたもの」からできています。イメージができると思いますが、血液がドロドロだと母乳もドロドロになってしまうのです。

では、どのようなものが母乳をドロドロにしてしまうのかというと、脂っぽいもの、甘いもの、高カロリーのもの、消化に悪いものなどが注意が必要なのです。

 

具体的にどのような食べ物かというと・・・

★揚げ物(天ぷら、フライ、ポテトチップなど)
★乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルト、生クリームなど)
★魚卵(イクラ、数の子、筋子など)
★肉類(脂肪の多い部位)
★お餅やもち米を使ったもの(大福、お団子、おはぎなど)
★甘いもの(お菓子、洋菓子、菓子パンなど)

etc

 

何となく、カロリーが高くドロドロにしてしまいそうな食べ物ですよね。
私の場合、普段から乳製品は摂らない生活をしていたので苦にはなりませんでしたが、結構フライが好きだったのでそこが辛かったです。
ですが全く食べなかったわけではなく、友達と会っている時などたまに食べたりもしていましたよ。逆に食べられないというストレスがかかるのも良くないですからね。
以前のブログでもご紹介しましたが、軽井沢へ行った時にお餅を食べましたが、その時は大丈夫でした。

ただ、生クリームや揚げ物を食べてすぐに母乳が出なくなってしまったという話も聞いたことがあるので、意識はしたほうがよさそうです><

 

 

乳腺炎の予防を考えた食事

では、何を食べたら良いの?思ってしまいますよね。

乳腺炎の予防に良い食べ物はというと・・・

★旬の野菜(その季節の野菜)
★根菜類(ごぼうや蓮根、人参など)
★海藻類(昆布やワカメなど)
★白身魚(鯛やヒラメなど)
★ささみ
★大豆(豆腐や納豆など)

etc

このような食材を使い、揚げるのではなく焼いてみたり、炒めるのではなく煮たり蒸したり。。
さっぱり味の「和食」にして食べると良いのです。ようは昔ながらの食事といったところでしょうか。

甘さ控えめの食事で、かつ、お菓子類も食べれなくなると、甘みを求めるために果物を食べたくなるかもしれませんが、果物は糖分が多いので食べ過ぎには注意が必要です。
もちろん絶対にダメではないのでご安心を^^

 

 

水分にも気をつけよう

また、授乳をしていると水分不足になりがちになるので、こまめに水分を補給したほうが良いのですが、むやみやたらに水分を摂るのではなく、気をつけてほしいものがあります。

例えば、清涼飲料水はミネラルが入っていて一見良さそうですが、結構な量のお砂糖が入っています。
糖分の多いものでは、500mlのペットボトルにスティックシュガー17本分ものお砂糖が入っているものもあります。
飲むなら、白湯やノンカフェインのお茶、ほうじ茶などをお勧めします。最近ではごぼう茶が乳腺炎に良いと言われているそうですよ。

 

 

 

いかかでしたか?

乳腺炎は母乳と食べ物は関係ないと言っている方もいますが、私は多少なりともお母さんの食べたものは関わっていると思います。
もちろん、お出かけなどで母乳のタイミングがずれてしまったり、ストレスがかかっていたり、赤ちゃんがおっぱいを飲んでくれなかったり・・・という時も原因になることがあります。

なってからではなく、ならないようにするためもに是非参考にしてみてくださいね。

 

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高齢ママに贈る子育て日記【12】|私が母乳育児にこだわった理由とは?!

ママが赤ちゃんを抱きしめている|不妊治療HP

以前にもブログに書きましたが、子供を妊娠した時から絶対に母乳だけで育てたいと思っていました。
でも現実はなかなかうまくいかないもので、最初の3か月は「ミルク+母乳」で育ててきました。

 

 

 

 

ミルクは消化が悪い?!

 

そんな時、とある助産院に通ったところ、あっという間に母乳だけで育てることができたのです。
ちょうどその頃、子供が顔を真っ赤にして苦しそうにしている時があったのですが、ミルクをやめたらすぐになくなりました。

原因は消化の悪いミルクだったのです。。。

全身にアレルギーがひどい赤ちゃんを見ると、ミルクが原因なのではないかなぁと思ってしまいます。
残念なのが、その親子さんは薬で治そうとしていること。薬はあくまでもその場しのぎで、完全には治らないのです。
だから私は薬剤師でありながら、病院にはよっぽどのことがない限り行くつもりはありません。

 

少し話が逸れてしまいましたが、母乳育児にこだわった理由をお話ししていきますね。

 

 

 

 

母乳育児の9つのメリット

 

★消化しやすい★
母乳は赤ちゃんの成長に合わせて成分が変化していて、消化能力が未熟な赤ちゃんでも消化・吸収しやすくできています。先ほどもお話ししましたが、私の子供もミルクをあげていた時は消化がうまくできず苦しそうにしていたので、ミルクは母乳よりも消化しにくいのです。

★腸の健康を高める★
母乳に含まれるオリゴ糖などの成分は、赤ちゃんの腸内細菌の餌になるので、母乳を飲むことで赤ちゃんの腸が健康になります。是非、母乳はあげるようにしましょう。

★アレルギーになりにくい★
腸内環境が整うにつれて、腸の消化吸収能力が高まります。腸が元気であれば、アレルギーの子供になる心配がありません。もちろん大人も同じです。

★噛む力のベースを作る★
おっぱいを飲むとき、赤ちゃんは顎や頬、肺の周囲の筋肉を使っており、これが咀嚼のトレーニングになっています。母乳は「噛む」+「吸う」の二つの力を使いますが、哺乳瓶だと「吸う」力しか使わないので咀嚼筋が十分に発達しません。

★感染症にかかりにくい★
赤ちゃんの免疫システムは未完成の状態なので、母乳に含まれる免疫物質が細菌やウイルスから赤ちゃんを守ってくれます。

★母と子の絆を深める★
言葉が話せない赤ちゃんにとって、肌と肌が触れ合う時間がコミュニケーションになり、お母さん自身も母親としての自覚が芽生えてきます。母乳は大事なスキンシップの時間です。この時期にスキンシップが足りないと、高校生になってから人を攻撃したり、キレやすくなったりする傾向があるそうです。

★乳児の精神を安定させる★
母乳をあげる時に肌と肌が触れ合うことで、赤ちゃんは安心感を得ます。いつも安心していれば情緒が安定し、不必要なぐずりも減ってきます。

★子宮からの出血を減らす★
産後から1ヶ月ほど出血(悪露)が続くのですが、母乳を出すことで子宮のダメージの回復が早まり出血量が少なくて済みます。

★母体の産後の修復を促す★
赤ちゃんが母乳を吸うことで、母体からオキシトシンというホルモンが分泌されます。これが子宮の収縮を助けてくれます。

 

 

いかがでしたか。私が母乳にこだわった理由をわかっていただけましたか?
こんなにメリットがあるなんて思わないですよね。
お陰様で母乳をあげている期間は、大きな病気もせず元気に育ってくれました。
やっぱり元気がなによりです!!

(参考:Veggy 監修 山田豊文)

 

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