子どもに良い食事と栄養【 part2】子どものおやつについて見直そう!

子ども達が楽しそうにお菓子を食べている写真|不妊治療HP

みなさん、こんにちは^^。

ママミーツベビ院長の小菅一憲(カズ先生)です。

 

さて、今日は子供のおやつのお話です。

 

みなさん子供のおやつはどうしていますか?
もちろん甘いお菓子はあげないにこしたことはありませんが、何よりも今の子供はこういった間食から得るカロリーが過剰気味になっているのが事実です。

子供たちがおやつに何を食べているのかというと、ビスケット類、スナック菓子、キャラメルやチョコレートが人気上位を占めています。
昭和63年と平成5年のデータを比べると、昭和63年にはダントツでトップだった果物や牛乳・乳製品が減り、逆にスナック菓子やビスケット類などが目立って増えてきています。
しかも手作りは少数で、90%以上が市販品です(厚生省平成5年国民栄養調査)。

 

私も実際子どもを育てる立場になって、その実態を目の当たりにすると(親が子どもに与えているお菓子の数々を見ていると)、正直怖くなっています・・・。

前回のblogはこちら↓

 

 

 

 

おやつの害を知ろう

 

お菓子には子どもの健康に良くないものがたっぷり!

たしかにこの時期は成長を支えるだけのエネルギーや栄養素を摂取するために一日4~5回と食事をしても良いのですが、これらのおやつは、細胞膜にダメージを与えると言われているトランス脂肪酸(マーガリンやショートニング)や血糖値を急激にあげる糖類(砂糖やブドウ糖果糖液糖)などが含まれていることが多く、子供の健康にとって良くないものばかりです。

そればかりか、血糖値の問題が出てきてペットボトル症候群や子供のメタボなどを作りかねません。

 

今のお母さんに聞くと子供が欲しがる時に間食を与えているという答えが50%を超えているそう。
ということは多くの子供が、食べたくなったときにおねだりをして、おやつを手に入れているということになりますね。
とくに問題なのが、スナック菓子を一袋全部、チョコレートを一箱といった与え方をした場合。
おやつを一度にたくさん食べれば、肝心の食事には目もくれなくなるでしょう。

脂肪たっぷりのチョコやケーキでお腹をいっぱいにしてしまうと、成長に欠かせないビタミン・ミネラルを食事から摂れなくなるということなのです。
これは大問題ですね。

 

 

お菓子は虫歯のもと!

また砂糖の多いお菓子を食べれば、虫歯のもとにもなります。
これも重要なことなのです。
虫歯は、口の中に棲む最近が食べ物の糖質を分解して酸を作り、口の中のpH(酸性度)が5〜4に下がると発生します。第一段階としては、歯表面の「脱灰」(歯の表面のカルシウムやリンが溶け出すこと)が起きるのですが、普通は唾液の働きによって洗浄され、酸も薄められて口の中のpHは戻ります。そして唾液に含まれるカルシウムやリンも歯の表面に付着して「再石灰化」も起こります。

 

しかし、お菓子をダラダラ食べたり、一日に何度も食べているとどうなるでしょう?
この脱灰–再石灰化の関係が崩れてしまうのですね。

 

せっかく元に戻りかけたpHが、おやつを食べるたびに低下してしまい、つねに脱灰している状態になってしまいます。とくに夜寝る前に甘いものを食べるのは最悪です。睡眠中は唾液の分泌が減るので、虫歯の危険が増大するのです。さらにおやつに食べる甘いものアメ、キャラメル、チョコレート、ビスケットなどは強い粘着性を持っているので、歯のエナメル質にくっつく時間が長く、脱灰力も増すと言われています。

 

 

 

 

おやつの習慣は親の責任

 
おやつを安易に与えるという考えはどうなのでしょう?
私はあまりに無責任なのではないかと感じます。
それによってペットボトル症候群のように、子供のイライラや集中力が切れたりする症状が出て、それに親が腹を立てるという構図は、もう見ていられません。

その原因は何にあるか、このblogを読んでいる方はもうわかるのではないでしょうか。

 

おやつの習慣は、早く断ち切らないと小学生、中学生になっても続いてしまいます。
またおこづかいで買えるようになったら、もう親の言うことも聞いてくれなくなるので、今から注意して管理していきましょう。
今の若い人はテレビや漫画を読みながら、ダラダラとお菓子を食べ、困ったことに最近では、ご飯とおかずという食事の代わりにお菓子を食べる若い女性も増えていると言います。

私も臨床で若い女性の患者さんの食事内容を聞くとおどろくことが多いです。

 

まずは3食の食事をしっかりが基本です!
もしおやつを与えるのでも、なるべく、糖分の少ないものがベスト。
できれば季節の果物、無添加のおせんべい、穀物を使ったビスケットまたは焼き芋などを少量ずつ与えるのが良いでしょう。

 

 

うちの子どもは今3歳ですが、チョコレートやアイスクリームはいまだに食べたことがありません。
食べたとしても果物やただ焼いただけのお煎餅、または米粉やカボチャや栗の粉で作ったようなビスケットを食べています。
他のお菓子を知らないので、素朴な味でも本当に美味しそうに食べています。
正常な味覚を持っているということもとても大事なことです。

そうやって、私たちの目の届く時期には、なるべく子どもをお菓子の害から守ってあげたいと思います。

 

カイロプラクター/アプライドキネシオロジスト
小菅一憲

ママミーツベビ|不妊治療専門 カイロプラクティック+栄養療法
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