妊活・妊娠するための食事と栄養【 part11】|摂取量に注意しよう!「ビタミンA」

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みなさん、こんにちは^^。

ママミーツベビ院長の小菅一憲(カズ先生)です。

 

今日はビタミンAについてのお話です。

ビタミンAにも子宮環境を整える働きがあります。
ビタミンAには細胞の増殖や分化、とくに骨や神経系の分化や形態形成に深くかかわっています。胎児期は活発な細胞の分裂と分化がおこなわれているので、出生後よりもより多くのビタミンAが必要な期間となります。
そのためほかの栄養素が十分であっても、ビタミンAの欠乏で赤ちゃんの成長に影響が出やすくなり、粘膜が弱くなって感染症になりやすいという報告もあります。

 

さて、このビタミンA、たしかに大事な栄養素なのですが、過剰症も心配されるビタミンでもあります。
身体に良いサプリメントも、過剰に摂ると毒になる場合もあるということなのです。

ビタミンAには過剰摂取で、新生児の奇形発症率が上がることがわかっています。
とくに、器官形成期にあたる妊娠3ヵ月までの大量摂取が問題になります。
ビタミンAが構造を変えた「誘導体」やビタミンAの化学合成により生じた「異性体」には催奇形性のあるものが報告されているのです。
皮膚角化症や乾癬治療に使うビタミンA誘導体やニキビ治療に用いられるビタミンA誘導体は、妊娠中はもちろん妊娠前に用いられるのも禁忌とされています。

 

 

 

 

妊婦さんのビタミンAを摂取するときの注意点

 

厚生労働省も注意を促していて、平成7年には、妊娠3ヵ月以内の女性、または妊娠を希望する女性はビタミンAの過剰摂取に注意するよう通知を出しています。
また医薬品であるビタミン剤も合成のビタミンAを含んでいる場合は、大量投与は控えるようになっているのです。

 

こうなると、ビタミンAに対してどうすれば良いのかわからなくなりますよね。
大丈夫です。
問題となるのは、本人がサプリメントで大量摂取した場合です。

妊婦のビタミンAの摂取上限は1日5000IU(国際単位)です。平成11年度の国民栄養調査によると、日本人の平均的な摂取量は1日2803IU。また栄養所要量に定められたビタミンA必要所要量は、妊婦の場合で1日2000IU。この数字を見ると「質のいい食事」をしていれば、ビタミンA欠乏症になることがないとわかります。

 

過剰摂取となるのは、栄養補給剤の摂り過ぎである場合がほとんどです。
サプリメントやビタミン剤は必ずビタミンAの含有量をチェックして、食事内容と照らし合わせて「今日はAを十分摂ったな」と思ったら、サプリメントはお休みしましょう。

またそのサプリメントが合成であるか天然食品を原料としたものかによっても違います。自然界に存在する天然のビタミンAには催奇形性はないとも考えられています。
サプリメントで摂取する場合は、こういう点も注意したいですね。
天然の素材でできた良質のサプリメントを選びましょう。

 

 

また一番のオススメは、β-カロテン(体内でビタミンAに変化する)という形で摂ることです。
ビタミンAはレバーなどの動物性食品には「レチノール」として含まれ、ニンジンなどの植物性食品には「カロテン」として含まれています。β-カロテンは後者の代表です。
レチノールは、大量に摂ると過剰症を起こすことがありますが、カロテンは体内で必要な分量だけがビタミンAに変化するので、神経質になる必要はありません。

通常毎日の食事だけで摂っている場合は過剰症になることはありません。
気になる人は、上限を守りつつβ-カロテンの形で摂りましょう^^。

 

 

<ビタミンA(レチノール)を多く含む食品>

あゆ(うるか)、やつめうなぎ(干しやつめと生)、うなぎ(蒲焼)、うなぎ(肝)、牛(肝臓)、ぎんだら(生)、鶏(肝臓)、豚(肝臓)、あんこう(肝)

<ビタミンA(β-カロテン)を多く含む食品>

にんじん、ほうれん草、春菊、小松菜、かぼちゃ、ブロッコリー、モロヘイヤ

 

カイロプラクター/アプライドキネシオロジスト
小菅一憲

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