高齢でも妊娠するために【 part6】|男性側の不妊の原因について

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みなさん、こんにちは^^。

ママミーツベビ院長の小菅一憲(カズ先生)です。

 

 

 

 

不妊の原因の半分は「男性」!?

 

1.不妊の原因の男女比

今日の話題は、「男性の不妊」についてです。

いままでは、不妊と聞くと女性側に問題があると考えられるのが一般的でした。
そして、昔から子どもができないことの責任は、女性一人にのしかかり、精神的に辛い思いをすることに加えて、姑からのプレッシャーも嫌とまあそんな感じのことも多かったのです。
しかし、実は不妊は「男性側」にも大いに関係してきます。それもそう、なんと不妊の原因の半分は「男性」にあるとも言われているのです。

不妊の原因を、男女別で分けてみると・・・
女性だけに原因があるのは40%、そして男性だけに原因がある場合が24%、男女ともに原因がある場合が24%となっています。
なんと、男性だけの場合と男女両方の場合を合わせると48%も男性側に原因があるとされているのです。
残りの12%は、原因不明なので原因がわかるものの中では過半数が「男性側の不妊」なわけです。

これには、世の中の男性もドキッとするのではありませんか?

 

 

2.不妊治療は男性から先にスタートするべき!?

しかも、一般的に男性の不妊治療の方が時間がかかるケースが多いので、女性と同時もしくは男性の方が先に不妊治療をスタートした方が良いとさえ言う先生もいます。
確かにストレス社会の現代では、男性の不妊の方も少なくありません。

そんなこともあって、ママミーツベビでは初回にご夫婦一緒にお身体を診ることをお勧めしているのです。
男性不妊の原因は様々ありますが、今日は、カイロプラクティックそして内臓生体力学から見た「男性の不妊」についてお話していきたいと思います^^。

 

 

 

 

男性の不妊の原因には、どんな問題があるの!?

 

1.精子の数や性能そして質

男性の不妊というとやはり精子の数や性能、そして質に関連があります。
一般的に言われているのが、精液に精子が存在しない無精子症、精子が少ない乏精子症、精子の動きが活発ではない精子無力症によるものです。

精子の数に関してもここ数十年で大分変わってきているようです。
70年代、80年代の男性は、精子が多かったのですが、現代人はその50%にも満たないと言います。
具体的な精子の数で言うと、500万〜600万もの数を誇っていた精子が、現代人では100万いったら良い方という現実です。
これでは、不妊症の方も増えてしまうなと思わずにはいられません。

そこには、環境ホルモンの影響しかり、現代社会のストレス、そしてもちろん食生活などが深く関わっているでしょう。

 

 

2.精子を作る場所「睾丸」の問題

精子を作る場所というと「睾丸(精巣)」になるわけですが、実はこの「睾丸」の状態によって精子の質も変わってきます。

 

睾丸には、男性ホルモンである「テストステロン」を作ることと、「精子」を作るという2つの大事な働きがあります。
以前のblogでもお話しましたが、睾丸には精細管が1000本以上もあり、その1つ1つから精子の元となる細胞が生まれて精子を作っていきます。

以前のblogはこちら↓

 mamameetsbaby.jp
Mama Meets Baby
不妊とマタニティケアの専門サロン

 

そして、睾丸の大きさはある程度大きく、そして柔らか過ぎず、しっかりと硬い方が、精子の数も多く質も高いことがわかっています。もちろん、精巣水種や精巣腫瘍などの病気の場合は除いてですが・・・。

そして、睾丸以外にも陰嚢の状態も重要です。
暑い寒いにかかわらず常に垂れ下がっていたり、温度が高い、左右のサイズが違うなどの場合には「精索静脈瘤」という精子の異常や萎縮に関わる問題を持っている場合もあります。

 

 

 

 

妊娠に向けて男性側が注意しておくべき点とは!?

 

1.ベルトのバックルやきついパンツに注意!?

さて、大切な精子を作るための睾丸を良い状態にしておくために、内臓生体力学の観点から注意しておくべき点をいくつかお伝えしておきましょう^^。

 

まず、睾丸を圧迫することはよくありませんので、ベルトのバックルが大きくて常に下腹部を圧迫している人、さらにはタイトパンツ(きついパンツ)やスキニーデニムを履いているような方も圧迫して、熱がこもるようなこと(タイトパンツ症候群)が多く、これも睾丸には良くありません。
また珍しいケースでは、釣りをする方で釣竿の棒部分がずっと下腹部を圧迫していることも問題ありです。

思い当たる方はいらっしゃいますか?

 

 

2.睾丸の圧迫による問題とは!?

当院での検査では、よく睾丸近くの恥骨付近を外側からチェックし、痛みがあるかを確認していきます。
その場合、どちらかに痛みがある場合は、睾丸から精嚢までの精管(精液を運ぶ管)に炎症やスパズム(過緊張)を起こしていることが多いので、それに対して治療していきます。
また睾丸を損傷していたり、睾丸自体への静脈の流れが阻害されているケースもあるので、注意が必要になります。

こういった問題は、間違った荷物の持ち上げ方をしたり、前述した釣竿によって痛めてしまったり、鼠径部のヘルニアが関連していることもあります。
またボクサーなどで、お腹にたくさんパンチングを受けていることで、睾丸や精菅に問題が起きて、不妊になっているケースもあります。

 

睾丸を良い状態に保つには、まずは圧迫しないこと。
これが重要です。

なるべくお腹を強く締めるもの、そしてきつい洋服、何かで圧迫するようなことは避けましょう。
またお腹に荷物を乗せることも胃下垂や内臓下垂を引き起こし、さらにそれによる圧迫で睾丸や精管にも炎症やスパズムを引き起こす可能性があるので、注意していきましょう。

 

次回は、男性の不妊を改善するための栄養素についてお話していきますね^^。
お楽しみに〜。

 

カイロプラクター/アプライドキネシオロジスト
小菅一憲

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