妊活・妊娠するための食事と栄養【 part17】|アルコールとたばこは厳禁

お父さんが愛おしげに赤ちゃんを抱っこしている様子|不妊治療HP

みなさん、こんにちは^^。

ママミーツベビ院長の小菅一憲(カズ先生)です。

 

さて、今日はいわば妊娠中の常識になっている、みなさんも知っているお話を詳しく話していきましょう。
まずお酒から。

アルコールは、おなかの赤ちゃんのためによくありません。
アルコールやタバコなどを我慢するのはつらいという人もいるでしょう。しかも我慢した方がストレスと言って妊娠してもやめないママさんもいると言います。

しかし、やめるべきだと言われるからにはそれなりの理由があるのです。
お酒に含まれるアルコールは、ほとんどが「エタノール」という物質です。エタノールは胎盤を簡単に通過し、赤ちゃんのカラダに入っていきます。だから妊娠中のお母さんがお酒を飲めば、赤ちゃんはエタノールをはじめ、その代謝物質である「アセトアルデヒド」などの影響も受けてしまうのです。

聞いただけでまずそうな感じですよね。

 

 

こうした物質は、カラダがお母さんの20分の1程度しかない赤ちゃんには大きな負担となり、成長が妨げられたり、活動が異常に高まったり、不整脈が起こったり、さらに深刻なことには頭が小さいとか耳の位置が異常に高いなどの頭部の奇形が生じます(胎児アルコール症候群)。海外の研究では、アルコール中毒の妊婦の出産1000例に対して1例の割合で、奇形を持った赤ちゃんが生まれることが明らかになっています。
またアルコールは脳細胞も破壊するので、増殖を続けている胎児の脳の発達にも影響を及ぼします。日本でも、母親の飲酒が原因でIQが75程度の知能障害が出た例があります。

 

 

どのくらいの量のアルコールを飲むと胎児に障害が起こるのでしょう。

ビールなら毎日3〜4本、ワインはグラスに数杯、日本酒は3〜4合といわれています。
しかし、それ以下なら大丈夫という保証はありません。
少量の飲酒でも流産の相対危険度が上昇したり、未熟児(低出生体重児)が生まれやすいという報告があります。

ちょっとぐらいならとか、味見程度ならとお酒を飲んでいる人がいますが、お母さんにとってはちょっとでも、身体の小さい赤ちゃんには影響大です。
お腹に赤ちゃんがいることがわかったら、禁酒しましょう。

 

 

 

 

赤ちゃんが欲しいカップルは、男女ともに禁煙した方が良いのか!?

 

さて次にタバコ。

 

妊娠中の喫煙が胎児にダメージを与えることは、多くの研究が明らかにしています。

お母さんの喫煙は胎盤を痩せさせ、子宮に血液を送る動脈を細くしてしまいます。タバコの本数が増えれば増えるほど、流産や未熟児出産の確率も高くなります。
なんと喫煙者は、流産・未熟児出産の確率が、タバコを吸わない人の1.5倍〜2倍ともいわれています。
出産後も、乳児突然死症候群(SIDS)、耳の感染症、風邪、心臓の病気、呼吸器の感染症などを起こす危険があります。
またヘビースモーカーの場合は、タバコとともに燃える紙に含まれる「カドミウム」が体内に吸収され、受胎時に害を及ぼすこともわかってきました。

 

 

赤ちゃんが欲しいと考えているカップルは、女性だけでなく男性も禁煙するようにしましょう。
タバコの場合、まわりで吸っている人の煙も影響します。この副流煙には、直接吸い込む煙よりも有害な物質が多く含まれています。部屋の窓を開けて吸ったとしても少しでも煙が体内に入れば、妊婦が影響を受けたりするので、是非男性も一緒に禁煙するように努力していきましょう。

1日に吸うタバコの本数と赤ちゃんの出生体重の関係を調べたデータでは、タバコをまったく吸わないお父さんの子に比べて、1日11本以上吸うお父さんの子のほうが、出生体重が130gも低かったと言います。
これはたとえお母さんがタバコを吸わなくても、身近な人がタバコを吸っていれば、その煙の影響で赤ちゃんの低体重を招くということです。

 

そして、さらに、タバコを吸い続けてきた人は、ビタミンCが慢性的に欠乏している恐れがあります。
タバコ1本で失われるビタミンCは約25mg。体内には、通常約1.5mgのビタミンCが貯蔵されていますが、喫煙はそれも食いつぶしてしまいます。

ビタミンCの欠乏は、皮膚病や血行障害につながり、免疫も低下してしまうのです。
どちらにしても禁煙は、お母さんと赤ちゃん、家族にとって大切なことです。

 

赤ちゃんのためを考えて、「アルコールとタバコは厳禁!」と覚えておきましょう^^。

 

カイロプラクター/アプライドキネシオロジスト
小菅一憲

ママミーツベビ|不妊治療専門 カイロプラクティック+栄養療法
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