出産前後のカイロプラクティックケア【 part4】|産後の腰痛と副腎疲労

腰を抑えている女性の後ろ姿|不妊治療HP

みなさん、こんにちは^^。

ママミーツベビ院長の小菅一憲(カズ先生)です。

 

今日は出産前後のケースの4つ目です。
ケースを載せ始めたらいろいろあったので、もう少しだけ紹介させてくださいね。

 

前回ののblog↓

 

 

 

 

産後の腰痛の原因で多いのは?

 

今日ご紹介するのは、30代の女性で、産後の腰痛で来院した方です。

この方は、3年前にスノーボードで尾骨をぶつけて以来、尾骨がたまに痛かった経歴があり、今回出産時にその尾骨のせいか産道を赤ちゃんが通らず、帝王切開となってしまったようです。
そんなこともあるんですね。

産後からは尾骨の痛みを我慢したりすることで前かがみの体勢が多くなり、骨盤全体の痛みや腰の骨にも痛みが出てきました。出産からはもう半年経ちますが、腰の痛みは相変わらずで、股関節の動きも固くなったような気がしているとのこと。

 

検査していくと、左の骨盤関節上に圧痛があり、関節の不安定な感じもありました。
また股関節の動きが両サイドとも固く、内転筋(股を閉じる筋肉)が弱化していて、恥骨の捻れも見つかりました。
その他、副腎疲労(副腎機能亢進)もあったので、ホルモン分泌過剰により関節を支える靭帯の支持性が落ちていることが推測できます(副腎から分泌されるアドレナリンが過剰になると靭帯の支持性が低下します)。

 

 

 

 

産後はお母さんにとって副腎疲労になりやすい時期!?

 

腰の骨の圧痛は、腰椎の動きの悪さからきていたので、それに関しては通常のカイロプラクティック治療(アジャストメント)を行い、骨盤に関しては関節が不安定な状態だったので、あまり大きな刺激は入れずにホルモンの調整をするような治療を行っていきました。
主に下垂体(ホルモン分泌の中枢)に関わる顎や頭蓋骨の調整を行い、副腎に関連する背骨の関節の治療、そして最後に股関節の動きの悪さを作り出している恥骨の捻れを治していくような治療をさせていただきました。

治療後は大分、腰の重たさがとれ、スッキリしたようです。
良かった!^^。
しばらくは骨盤ベルトをしてもらうようアドバイスさせていただき、副腎に負担をかけない生活(ストレス及び食生活など)を心がけてもらうようお話しました。

 

 

出産前後に分泌されるリラキシンというホルモンにより、骨盤周りの靱帯は一時的に緩みます。
リラキシンの分泌は、産後半年を過ぎると大体おさまってくると言われています。この方の場合はもう半年たっていたので、他の要因を考えました。

その要因とは・・・

産後に良くみられる「副腎疲労」の状態です。

ストレスに対して副腎が肥大し、いつも以上に頑張っているような状態では、コルチゾールやアドレナリンなどのホルモンの過剰分泌が見られます。
このような時には、関節を支えている靱帯の支持性が低下することがあります。

 

何度もお話してきていますが、出産はとっても喜ばしいことである反面、女性の身体にとっては大きなストレスになります。
妊娠中はもちろん産後にしっかりとケアをしないと産後の子育てが非常に苦しいものになってしまいます。
妊娠中はつわりで食べられないものがあったり、偏食になることも多いです。またお腹の中で胎児を成長させるために栄養を使いきり、産後は身体の状態も大きく変化します。
また、慣れない子育てで嫌が応にも疲れは溜まってきますよね。

産後はお母さんにとってまさに副腎疲労になりやすい時期でもあるのです。
副腎をしっかりケアして、栄養面のサポートをしてあげれば、子育てもうんと楽しく明るいものになります。

産後は是非、食事やストレスコントロールに気を配ってあげてくださいね。
必要であれば、当院にいらしてくださいませ。
骨盤のバランス含め、副腎へのケアもバッチリさせていただきます!

 

ではでは。
また次回をお楽しみに^^。

 

カイロプラクター/アプライドキネシオロジスト
小菅一憲

ママミーツベビ|不妊治療専門 カイロプラクティック+栄養療法
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出産前後のカイロプラクティックケア【 part3】|産後に椅子に座ると尾てい骨が痛い!?

カイロプラクティックで骨盤を治療している風景|不妊治療HP

みなさん、こんにちは^^。

ママミーツベビ院長の小菅一憲(カズ先生)です。

 

今日は、産後にお尻(尾骨付近)が痛くなった女性を紹介します^^。

 

前回ののblog↓

 

 

 

 

産後によくある骨盤(尾てい骨)の問題

 

20代の女性の方ですが、来院された時のお話では、産後から仰向けで寝るときや深めのイスに座ったときに尾てい骨の辺りが痛むということでした。
とくにぶつけたような記憶はないというので、出産に際して骨盤のバランスが崩れたことが原因になっていると思われます。

 

さて、骨盤周りの検査をしていくと、産後によくある恥骨結合部の捻れが検出されました。
また恥骨の捻れがある時は背部の仙骨(骨盤の中心部の骨)や尾骨に痛みや関節機能異常が起こることも多く、この方の場合も尾骨と仙骨の間の関節の動きが固まっていました。
また仙骨・尾骨の傾きに伴い、お尻の穴付近の筋肉の片側が非常に硬くなっていたのです。

産後には、こういうことで仰向けや座った時に尾骨付近に痛みが出たりすることがあるのですね^^。

 

 

 

 

恥骨結合と仙骨/尾骨の治療について

 

治療は、恥骨の捻れを取り除くように骨盤の下にブロックを置きながら、股関節を回して調整していきます。
その後、仙骨尾骨の関節の動きをしっかりつけ、左右のお尻の筋肉のバランスをとるようにしました。

治療後、3~4日は尾骨の違和感はまったく出なかったようです。
その後また再発したので、継続治療を行なっていきました。
こういう尾骨の痛みは骨盤全体のバランスを考える必要があるので、大抵5回くらいの治療で痛みを感じなくなってきます。

 

 

産後は骨盤のバランスが崩れやすいのは、もういまや周知の事実だと思いますが、この尾骨の痛みもよく聞かれる症状です。
尾骨の痛みは、カイロプラクティックの治療で良くなるケースが多いので是非一度ご相談くださいね^^。

 

ではでは。
また次回をお楽しみに^^。

 

カイロプラクター/アプライドキネシオロジスト
小菅一憲

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出産前後のカイロプラクティックケア【 part2】産後に股関節(足)が開かない!

カイロプラクターが足の動きをチェックしているところ|不妊治療HP

みなさん、こんにちは^^。

ママミーツベビ院長の小菅一憲(カズ先生)です。

 

さて、前回に引き続いて今日は、産後から股関節の痛みが出現した方についてお話します。

 

前回ののblog↓

 

 

 

 

産後には骨盤が捻れると何が起こる!?

 

この方は、31歳の女性の方で、出産後から足を全く外に開くことが出来なくなってご来院されました。
またいわゆる「女の子座り(膝を内側向きして座る)」がまったくできなくなったとい言います。
驚いたのは、出産前後の腰痛などは特になかったようなんですね。

股関節の可動域を検査してみると、両足とも外転(股を広げる方向)が制限されており、30度~40度くらいで痛みも生じていました。
また内旋方向で制限はないのですが、動きに伴う痛みがありました。
次に骨盤の状態をチェックしてみると、明らかに骨盤の捻れがあり、とくに恥骨結合部(骨盤の前方の接合部)において顕著であることがわかりました。

 

前回もお話しましたが、女性は出産するにあたって骨盤を広げるために靭帯などを緩める特有のホルモン「リラキシン」が分泌されます。
このことで骨盤が広がり、産道を通って赤ちゃんが出てくることができるのですが、骨盤の関節は一時的に不安定になり、腰痛を抱える人も多いのです。
また産後にホルモンの分泌がおさまり、骨盤が安定してくる時に骨盤周りのバランスを崩す人が多いと言われています。

この方の場合は出産前後の腰痛はなかったのですが、産後に「恥骨結合」で捻れが生じていました。
恐らく出産時に生じたものでしょう。
恥骨結合の動きは、股関節の働きにも連動しており、この捻れが股関節の動作痛の原因だろうと考えました。

 

 

 

 

産後にとくに多い恥骨結合の問題に対する治療

 

治療では、骨盤の捻れを取り除くようにブロックを骨盤の下に置き、股関節を大きく内旋方向にまわしていくようにしました。
最初は痛みがありましたが、何度も続けるうちに痛みは取れ、違和感なくまわせるようになりました。

骨盤の捻れを取り除いた後、股関節の外転(股を広げる方向)をチェックすると痛みもなく、80度~90度まで広げられるようになっていました。
その他、股関節や骨盤に問題があったことでお尻の筋肉や足の内側の筋肉が硬くなり、筋力も落ちていたので、筋肉に対するケアも行いました。

 

 

前回も言いましたが、出産前後は本当に骨盤周りのバランスを崩しやすいのです。
カイロプラクティックによるトータルチェックをしてもらってくださいね^^。

 

ではでは。
また次回をお楽しみに^^。

 

カイロプラクター/アプライドキネシオロジスト
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出産前後のカイロプラクティックケア【 part1】産後に洋服がきつくて入らない!

産後の骨盤治療|不妊治療HP

みなさん、こんにちは^^。

ママミーツベビ院長の小菅一憲(カズ先生)です。

 

今日から数回、産後の骨盤ケアで来たママさんの実際のケースについてご紹介をしていきましょう。
以前のblogでもお話しましたが、出産前後にカイロプラクティックを受けることは、リスクの少ない出産、産後の身体の回復、そして骨盤や股関節にトラブルを残しておかないためにも非常に大切です。

何より、大変な子育てが始まるわけですから、ママは健康で元気でいなくちゃいけません。
是非是非、カイロプラクティックを受けていただきたいと思います^^。

 

出産前後のカイロプラクティックケアについてのblog↓

 

 

 

 

出産時に開いた骨盤によるトラブルとは!?

 

さて今日紹介する方は、40代の女性で2回目の出産後にいらした方です。
産後に骨盤がカクカクしたりする感じがあり、洋服が入らなくなったので、骨盤が開いているのではないかと気にしていたのです。
こういう方はよくいらっしゃいます。

確かに、赤ちゃんを生む時に骨盤は開きます。
その後はまた骨盤は元通りに戻るのですが、その過程がうまく行かなかったり、捻れてしまったりする方がいます。
また妊娠中は、お腹を突き出す姿勢をとっているので、腹筋が弱くなることや運動不足、産後の股関節の動きの悪さなどから骨盤周りの代謝が落ちることはおおいに考えられることです。

 

こういった意味でも、産後の骨盤ケアは重要なものと言えます。
骨盤を安定させることで、骨盤まわりの代謝もあがっていきます。
また産後に腰痛や骨盤の違和感がなければ、股関節周りのストレッチや腹筋を念入りに行うことも大切です。

 

 

 

 

産後に多く見られる骨盤の状態って?

 

この方の骨盤まわりをチェックしてみると、右側の骨盤関節がゆるく不安定な状態になっており、右足の筋肉が全体的に筋力低下を起こしていました。
またそれに伴って、股関節の動きが悪くなっていたのです。

 

不安定な関節とは、脱臼まではいかないのですが、固定感のない状態で、大抵の場合で周りの筋肉に負担がかかり、筋の張りが強い状態が多くみられます。
ただ筋肉を緩め過ぎても関節が支えられなくなってしまうので、治療時は注意しながら、筋繊維の硬い部分を取り除いていきます。
また私はこういったケースで、関節を固定している靱帯や結合組織に対して安定感を強めるようなアプローチをします。

場合によっては骨盤ベルトを使用した方が良いケースもありますが、この方の場合は、それほど不安定な状態がひどくないのでベルトは締めずに様子を見ることにしました。
普段の生活ではなるべく中腰や長時間の座位など腰に負担をかける状態をなるべく避けてあげることが重要ですね。

 

 

 

 

産後の骨盤ケアはこんなにも大切!

 

産後では、出産に際して分泌されるホルモンの影響で、骨盤の関節が不安定な状態がよく見られます。
実はこれが妊娠中の腰痛や産後の違和感につながるので、産後はしっかりとケアしてあげることが必要です。

 

通常、病院でもベルトをするよう勧められると思いますが、ベルトをすることで、ある程度骨盤が安定するので産後はしばらくつけておいた方が良いでしょう。ただ、注意しなければならないのは、ベルトはいつまでもするものではないということ。関節が安定してきたらベルトをはずして通常の生活に戻らないと、筋肉や関節の機能が低下してしまうことにつながります。
いつベルトをはずすかなどの判断は自分ではなかなか難しいものなので、できれば信頼できるカイロプラクティックの専門家に一度話してみることをお勧めします。

 

 

今日覚えておきたいのは、産後は骨盤ケアが必須であるということ。
産後に骨盤のバランスが崩れたままだと、ある程度時間が空いた後に腰痛を引き起こす場合があります。
昔から腰痛持ちの女性は、特に注意が必要です^^。

 

今日はここまでにします。
次回をお楽しみに^^。

 

カイロプラクター/アプライドキネシオロジスト
小菅一憲

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不妊治療に疲れてしまった方
自然な妊娠を望んでいる方

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