妊娠するために大切な栄養素はこれ！
女性は飢餓状態になると妊娠出来なくなります。
そして女性が行なうダイエット。これも度が過ぎると危険です。ダイエットによって小腸での栄養吸収が低下し、その結果、貧血、タンパク質や脂質不足、甲状腺機能低下による代謝異常などが起こってくると同時に、ダイエットの影響により卵管に卵子を放出しなくなってしまうとも言われています。
怖いと思いませんか？
実は、体脂肪率が２０％以下になってくると妊娠しづらくなるとも言われています。妊娠するためには母親の栄養状態がとても大切であるということがわかりますね。
妊娠すると、つわりがひどい場合には数ヶ月まともに食事をとることが出来なくなります。
しかし、この数ヶ月はおなかの赤ちゃんの細胞分裂が一番活発な時でもあり、大切な脳や内臓が形づくられる時期でもあるわけです。
そう考えていくと、妊娠しやすい身体にするにも、元気な赤ちゃんを産むにも、妊娠前から身体の栄養をしっかり整えておく必要があります。
妊娠そして赤ちゃんに大切な栄養素とは・・・
タンパク質
ビタミンA
ビタミンB群（特にB６、葉酸など）
ビタミンC
ビタミンD
ビタミンE
カルシウム
マグネシウム
亜鉛
鉄
EPA・DHA
・・・
こんなにあります。
妊娠・出産の栄養を考えていくと、これだけ摂っていれば大丈夫というようなものはありません！
赤ちゃんの大事な身体を作るための栄養素なので、ほとんど全ての栄養素が必要なのです。
ママミーツベビでは、その方に合わせた食事の摂り方や妊娠するために大切な栄養をお伝えしていますが、その中でも特に「亜鉛」と「EPA・DHA」はとても大事にしている栄養素です。
亜鉛は、性機能に関わるミネラルで女性・男性ともに大切で、特に男性の前立腺の液体を保つのにとても重要な役割を持っています。また炎症は前立腺の精子を減らしてしまうといわれているので、炎症を抑えてくれる物質に変わるEPA・DHAは必須の栄養素と言えます。もちろん、EPA・DHAは女性の子宮内膜の状態を保つのにも大事で、妊娠前はもちろん、妊娠中から産後もしっかりEPA・DHAを摂っていると、母乳の出もよく、赤ちゃんの夜泣きもなくなると言われています。
そして、妊娠前からしっかりと摂取しておきたいのが、「葉酸」です。葉酸は、二分脊椎症などを予防するのに欠かせませんが、妊娠２ヶ月前から摂っておく必要があります。またビタミンDが不足すると「新生児ビタミンD欠乏症」に関わってくるので、「ビタミンD」もしっかりとおさえておきたい栄養素です。
さらに身体をつくる基礎中の基礎、「タンパク質」はことさら重要です。
特に今の女性はタンパク質不足の人が多く、それが月経不順や不妊症に関係している人も少なくありません。
実は、タンパク質（アミノ酸）を多めに摂取したら、妊娠出来たという方も多いのです。
赤ちゃんの身体をつくるのにも「タンパク質」は必須ということですね。
胎児の脳の細胞分裂は、受精後たったの２週間後から始まります。
実はこの時期（赤ちゃんが出来て最初の２ヶ月）はまだ誰も妊娠に気付いていない時期でもあります。
是非、妊娠を考えた時から、妊娠するための栄養はもちろん、赤ちゃんの身体のための栄養もしっかり考えて身体を準備しておきましょう。
カイロプラクター/アプライドキネシオロジスト
小菅一憲
ママミーツベビ｜自然な形で妊娠したいママのための新しい不妊治療と栄養療法
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