高齢でも赤ちゃんが欲しい【 part10】|卵子と受精するための「精子」のサバイバル
さて、話は戻って、数億個の精子の中から卵子に到達した選ばれた精子たちのその後をお話しましょう。
以前の精子の話はこちらから↓
長い旅を終えて、ようやく卵子の待ち受ける卵管膨大部に到着した、精子の精鋭たち。でもまだまだ競争は終わらず、これから受精に向けて最後のサバイバルが始まります^^。
受精の仕組みはすごい!
1.精子は酵素を使って卵子の膜を突き破っていく!
卵子は、多数の卵丘細胞の層におおわれています。
ここにたどり着いた精子は、頭部の「先体」という袋状の組織におさめられていた酵素を放出します。
この酵素が、卵丘細胞の層の細胞と細胞をつなぐ物質を壊すことで、精子がその中に突き進むのを助けてくれます。もちろんこの過程で力尽きてしまう精子もいますが、他の精子が引き継いでさらに奥へと突き進んでいきます。
卵丘細胞の層の奥には、さらに卵子をおおう「透明帯」とよばれる糖タンパクでできた層が待ち受けています。そしてここまで到達した精子はさらに別の酵素を使って、透明帯を突き破っていきます。
2.精子の核と卵子の核の合体
精子がめでたく透明帯を突破すると、精子の細胞膜と卵子の細胞膜が融合し、精子の内部の核が卵子の内部に放出されます。
この精子の核(雄性前核)が、卵子の核(雌性前核)と合体することで、受精が成功です!
実はこの時に面白いのが、他の精子の受精をはばむ仕組みがあることでしょう。
1つの精子が透明帯を突破し、受精に成功すると、透明帯の性質が変わってしまい、他の精子を通さないようになります。
3.1つの精子しか受精しないようにする驚くべき仕組み
少し難しい話になりますが、精子が透明帯を突き破るには、まず透明帯の糖タンパク質(ZP3)と結合する必要があります。しかし、1つの精子が受精に成功すると、卵子の表層にある袋である表層顆粒から酵素が放出され、その酵素によってZP3が不活性化します。こういった仕組みによって他の精子が結合出来なくなります。
2つ以上の精子が受精してしまうと、受精卵が正常に成長できなくなってしまうので、それを防ぐバリアのような仕組みなのです。
すごい仕組みだと思いませんか?
さて、これらの話は文字よりも映像の方がわかりやすいので、以前載せたことがある受精の動画をまた載せておきますね^^。
もう一度お楽しみください。笑。
カイロプラクター/アプライドキネシオロジスト
小菅一憲
ママミーツベビ|自然な形で妊娠したいママのための新しい不妊治療と栄養療法
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