高齢でも妊娠するために【 part3】|妊娠の仕組みについてもう一度復習しよう!

お腹を優しく支えている妊婦さん|不妊治療HP

みなさん、こんにちは^^。

ママミーツベビ院長の小菅一憲(カズ先生)です。

 

妊娠したいと思っている方で、意外に知らないのが妊娠する時の仕組み。
いままでも、このblogでずっとお話してきましたが、ここでもう一度妊娠の流れをおさらいしておきましょう。

 

 

 

 

意外に知らない妊娠するときの仕組み

 

1.月経の28日周期

受精はみなさんご存知の通り、卵子と精子が出会うことによって起こります。
時期としては、次の月経の14日前(月経後14日目)に排卵が起こり、それと同時もしくは2、3日以内に卵子と精子が受精するんです。
通常、28日周期の場合や月経周期が安定している場合は、その時期を特定しやすく、それに合わせて性交を行っていくことになりますね。
月経が不順な人は、まず28日周期に近づけるように持っていくことが多いです。
周期が安定してくることがとても大事なんです。

 

2.受精と着床

受精は、卵管で行われますが、まず排卵後に卵子は卵管の中央部で精子を待つことになります。
そして、精子は頑張ってそこまで泳いでいかなければならないのです。
女性の膣の分泌物は酸性で、まさに精子にとっては過酷な環境です。この障害の中の頑張って卵子を探しながら、泳いでいくわけです。
前立腺液と精管液は通常アルカリ性なので、精子が膣内で移動できるように栄養を与えて、生き残れるように守ってくれています。

たくさんの精子が卵子を目指して酸性の海を泳いでいきますが、卵子の周りにある障壁を崩していくのに約2,000の精子が必要と言われています。
精子が素早く子宮内に入り、その後勢いよく卵管まで上がっていくことはとても大切なことなんです。
その中で、しっかりと成熟し、生存能力のある強い精子だけが最終的に受精に成功します。

受精が成功すると、受精した卵子「受精卵」は卵管を5日間かけて細胞分裂しながら移動し、子宮内膜に到着します。
受精後6日目には、受精卵が子宮内層に埋もれていきます。
この時、子宮内に合胞体性栄養膜と細胞生栄養膜からの酵素が分泌され、子宮細胞を局所的に分解し、受精卵が内膜に埋もれて根をはるのをサポートします。そして受精卵の中の胚芽が子宮の内部に侵入し、栄養を引き込むための血管を探すのです。子宮筋層は、子宮構造を柔らかくしながら、この進行を助けます。

 

こうやって、受精卵が子宮内膜と一体化し、根をはって栄養を受け取れるようになると、いわゆる「着床」=「妊娠成立!」となるわけです。

 

 

 

 

不妊体質から妊娠できる身体へ持っていくということ

 

1.子宮の傾きや卵管の捻れと不妊

こういう過程を具体的に知っておくのは、とても大切なことです。

精子が卵子にたどり着くまでの障害となる子宮内の酸性の海は、小麦や乳製品を摂ると酸性度が増して精子がたどり着きづらくなりますし、排卵前後にカリウムが多い食材を食べると、精子が流されてしまうということもあります。
そしてもちろん、卵管を受精卵が移動していくときに、卵管が捻れていたり、卵管の筋肉が過緊張を起こしていると受精卵が運ばれづらくなります。
卵管機能は特に受精卵を安全に子宮まで運ぶのに重要で、それを平滑筋と微絨毛が優しく運んでくれるのですが、卵管の状態に問題があると子宮内膜まで辿り着きづらくなるわけです。

こういった卵管についての部分は、アプライドキネシオロジー「内臓生体力学」でもよく治療をしていくところなんです^^。

私がよく不妊の方の身体を診るときに、重要視しているのが、子宮の傾きと卵管の捻れです。
不妊で悩む方は、ほぼ100パーセント近く、子宮が下垂もしくは左右どちらかに傾いています。そしてそれに伴い、卵管の片方が引き伸ばされ、もう片方が緊張状態を引き起こしていることが多いんです。
もちろん、子宮と卵管が入っている骨盤の状態もとても大切になります。

 

いままでの話を見ていくと、子宮や卵管の位置や状態がとても大切なことはわかっていただけたのではないでしょうか?
卵管が捻れていたり、細くなっていたり、過度に緊張していると、受精卵がその中をうまく進んでいけません。

こういった機能的なところをしっかり治療していくこと、とても大切です。
もちろん、子宮が下垂してしまう原因がその方の日常生活や食生活、胃腸の問題から起こっていることも多いのですが・・・それはまたの機会にお話ししたいと思います。

 

 

2.多角的に考えて妊娠できる身体にしていく!

妊娠できる身体へ持っていくということ。

それは、もちろん卵子が作られて、排卵が起こらなければ、スタートも出来ないですから、しっかり卵子が成熟し排卵が行われるように栄養のサポートをします。特にたんぱく質(アミノ酸)と脂質が大事です。
そして、精子が上がってきやすいように酸性度合いを強めるような食材や精子を流してしまう食材には注意してもらったり、子宮内部の炎症があれば、その原因を突き止めていきます。
精子の質を高めるための男性へのサポートも欠かせません。これは特に抗酸化物質が重要になってきます。

そして受精が成功したら、今度は受精卵が卵管を移動して着床しなければならないので、その時正常に運ばれていくように子宮の下垂・傾き、卵管の捻れ、骨盤の問題など障害となるものはしっかり取り除かなければなりません。

もちろん、こういったこと以外にもエストロゲンやプロゲステロンがしっかりと分泌されているか、脳のホルモン中枢である視床下部がしっかり働ける状況にあるか、副腎疲労症候群、甲状腺機能低下など不妊の原因となるものに対するアプローチも大切になります。

いろんなことを考えていかなければならないのです。

 

今日は、そんな不妊体質から妊娠できる身体へ持っていくために、どんな過程で問題が起こっているのか、そういったことを理解するために、まずは基本の妊娠の流れをお話させていただきました。

今後はもっと詳しい話に入っていきますね^^。
お楽しみに〜。

 

カイロプラクター/アプライドキネシオロジスト
小菅一憲

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